“枢軸（すうじく）” の例文

旧字：樞軸

なんといっても、枢軸（すうじく）の後醍醐をうしなった南朝の朝廷は、空閣の虚（むな）しさをどうしようもなく、前途を悲観する人々のあいだでは、はやくも

私本太平記：13 黒白帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「もう疑う余地はございません。吉野の行宮（あんぐう）は暗夜にともし灯を失った思いでございましょう。これにて諸国の南党も枢軸（すうじく）を失い、まずは天下の事も定まったといえましょうか」

私本太平記：13 黒白帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“枢軸（枢軸国）”の解説

枢軸国（すうじくこく、樞軸國、de: Achsenmächte、fr: Les forces de l'axe、it: Potenze dell'Asse、en: Axis powers）とは、第二次世界大戦時に連合国と戦った諸国のことである。
具体的にはドイツ、イタリア、日本の日独伊三国同盟を中心に、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアの東欧諸国、さらにフィンランド、タイなどの国が含まれる。他に連合国が承認していない国家としては、フィリピン第二共和国、ビルマ国、スロバキア第一共和国、クロアチア独立国、満洲国、中華民国南京政府などがあるが、これらは全て日独伊などの傀儡政権とされるため、枢軸国には含まれない場合もある。
ヴェルサイユ体制における植民地を「持たざる国」であることと反共主義を共通の基盤としていた。
(出典:Wikipedia)

枢	常用漢字 中学 部首:⽊ 8画
軸	常用漢字 中学 部首:⾞ 12画