本位田ほんいでん)” の例文
本位田ほんいでん家の隠居は、きかない気性の老母としよりだった、又八のおふくろに当る人だ、もう六十ぢかいが、若い者や小作の先に立って野良仕事に出かけ、畑も打てば、麦も踏む
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)