末端はし)” の例文
ジャン・マデックは、ゆっくり調子をとってさっくさっくと鎌を打ちこんでゆくと、麦穂は末端はしをふるわせ、さらさらと絹ずれのような音を立てつつ素直にふせるのであった。
麦畑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)