秀吉は九州島津氏の猛将鬼武蔵(新納武蔵守忠元にひろむさしのかみたゞもと)との初対面で、主家のため最後まで戦つた忠節を褒め、当座の賞として薙刀なぎなたを与へた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)