“断壁面”の読み方と例文
読み方割合
だんぺきめん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やっと尋ねあてた石子牢をのぞいて、こう呼んだのは世阿弥である。パラパラパラパラがけから小石が降っている。その断壁面だんぺきめんの荒い岩肌に、藤の森から青い月がさしていた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)