あきら)” の例文
草木染の山崎あきら氏から手紙をもらった。稲村ヶ崎で義貞の龍神献剣のことなどは捨てて、牡丹の凋落に、高時の母の母情や春渓尼を出したくだりなど何度も読み返したといってくれた。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)