抜山ばつざん)” の例文
その瀬そのふちの深浅は、川越しの人夫さえ踏違ふみたがえることしばしば有りとの事、いわんや他国のわれら、抜山ばつざんの勇ありといえども、血気だけでは、この川渡ることむずかしく、式部はきょう一日
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)