投銭がにうち)” の例文
旧字:投錢
投銭がにうち”と俗にいう博奕で、その頃の庶民が熱中してやったものである。胴元の男が、幾枚かの穴あき銭を両の掌に入れ、振り音を聞かせて、ばっと、場に投げる。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)