手障てざ)” の例文
いや随分面白かった。その手障てざわりが違っていたからな。ところがどうだろうあの女を見てから——廻国風の娘のことだが——すっかり萩野に厭気がさし、薄情ではあったがつッ放してしまった。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)