史記の扁鵲倉公列伝へんじやくさうこうれつでんに、斉王さいわうの侍医が病気になつた時、五石を煉つて服したと書かれてあり、日本では昔眼病に真珠を用ひた。恐らく尊い意味で用ひたのであらう。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)