戴頭受話機たいとうじゅわきをかけて、赤いパイロット・ランプのくジャックをねらってはプラグを圧しこみ、符号のようなわけのわからない言葉を送話器の中に投げこんでいた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)