憂欝メランコリー)” の例文
その表情も単なる憂欝メランコリーであるような気がし、更になお見つめると、単なる感傷センチメンタリテーに過ぎないような気がした。
未来の天才 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
その時悠然と彼は立ち上って、そして茫然としている私を残して音もなく出て行ってしまった。私の上に大きい憂欝メランコリーが次第に濃くかぶさって来た。私はその時非常に荒廃した孤独の感慨に打たれた。
蠱惑 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)