復命書おこたえがき)” の例文
今朝の復命書おこたえがき、さっそく阿部さまにご披露した。……木戸を出ぬなら、木戸うちにいるのでなければならぬ。木戸うちにいるとすれば、紀州さまの屋敷うちより外にないはず。
おれは、これからむこうへ乗りこんで行って、じゅうぶんに調べあげ、くわしく復命書おこたえがきをつくっておくから、朝太郎、お前、夜ふけになったら、御用部屋の窓下へ受けとりに来い。