雑煮を祝ったあと、おせんは幸太郎を背負って、産土神うぶすながみ御蔵前八幡おくらまえはちまんへおまいりをし、それから俗に「おにやらい」という修正会しゅしょうえを見に浅草寺へまわった。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)