御茶水おちやのみづ)” の例文
生れたのは盛岡だと言ふが、まだ物心付かぬうちから東京に育つた——父が長いこと農商務省に技手ぎしゆをしてゐたので——十五の春御茶水おちやのみづの女学校に入るまで、小学の課程は皆東京で受けた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)