彼の出入には、常に、鉄甲の精兵三百が、弓箭戟光きゅうせんげきこうをきらめかせて流れた。——それにひきかえて、故老の朝臣は名のみ、大臣とか元老とかいわれても、日ましに影は薄れて行った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)