享保十七年の八月二十九日に政祐が死に、分家の榊原勝直の四男が、式部大輔政岑しきぶたいふまさみねと名をかえて姫路十五万石を相続することになった。
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)