幾久敷いくひさしく)” の例文
このたびこそは幾久敷いくひさしくお家もさかえ、共白髪ともしらがのすえまでもおそいとげなされますようにと、たゞそればかりをおいのり申しておりました。
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)