幸震岳さつなひだけ)” の例文
山は遠く薄墨の遠近と高低とを以つてうねり行き、その後ろから幸震岳さつなひだけがかしらを現はし、眞ツ白に雪を積んでゐるのが見える。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)