“幔幕外”の読み方と例文
読み方割合
まんまくそと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それともうしろの幔幕外（まんまくそと）からであったか、一本の鉄扇がヒュウと唸りを発しつつ、たしかに葦毛の黒住団七めがけて、突如矢のように飛んで来ると、あわやと思ったあいだに
旗本退屈男：03 第三話　後の旗本退屈男 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)
前からお二人がちゃんと諜（しめ）し合って、今、ここにい合せた八人のご浪人衆に、それぞれ鉄扇を持たせて、どこからでも投げられるように、幔幕外（まんまくそと）のところどころへ忍ばせておいたのでござります。
旗本退屈男：03 第三話　後の旗本退屈男 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)