帝王堡ていわうはう)” の例文
われはこの夕まで、日暮れてこゝに來しことなかりき。鬼氣は少年の衣を襲へり。歩をうつす間、高草の底に横はりたる大理石の柱頭につまづきて倒れ、また起き上りて帝王堡ていわうはうの方を仰ぎ見つ。