差上申さしあげもうし)” の例文
実は少々御示教にあずかりたき儀有之これあり昨夜はいつもの処にて御目おめに掛れる事と存じをり候処御病臥びょうがの由面叙めんじょの便を失し遺憾に存じ候まゝ酒間乱筆を顧みずこの手紙差上申さしあげもうし候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)