しかるに巻十四に、播磨の賊文石小麿あやしのおまろ馬の大きさの白犬に化けて官軍に抗したのを春日かすが小野臣大樹おののおみおおきが斬りおわると、もとの小麿となったとあれば、白犬も吉兆と限らなんだのだ。