小木曾おぎそ)” の例文
彼らは、ここで小半刻も、峠を登り切った疲れを休めると、鳥目ちょうもくを置いて、紫に暮れかかっている小木曾おぎその谷に向って、鳥居峠を降りていった。
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)