寛大さジエネロジテ)” の例文
関口君の作品にかの『偉大なる皮肉屋』がもつ一種の寛大さジエネロジテが芽ぐむであらう時、彼は一層魅力に富む作家となるに違ひない。
戯曲集『鴉』の印象 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
そのゴオル人らしき機智エスプリ寛大さジエネロジテを以て傍観し、いくらかのペシミスムと、あり余る皮肉とを、軽妙な理智の遊戯に託して、冷たい花びらの如く人の頭上に振りまくのである。
仏国現代の劇作家 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)