宿役人しゅくやくにん)” の例文
それから十日ほど後、江戸に残っていたこんがらとせいたかは、石薬師の宿役人しゅくやくにんから意外な悲報を受け取って東海道を急いだ。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんとも案じられて堪らなくなったかのごとく、品川へかかるやただちに宿役人しゅくやくにんらしい者のたまりの前に立って
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)