“実夏”の読み方と例文
読み方割合
さねなつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その急使は、洞院とういん実夏さねなつがここへ臨んで勅をつたえた当夜の真夜中、すでに正成の或る密命をうけて、河内からみなみの遠くへ、馬をとばしていたのだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
都からみえた洞院ノ実夏さねなつが、この家へ勅をもたらして帰ったあの翌朝からの、うごきなのである。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここを起点に、兵庫おもてへ発向ときまったもので、さきに洞院ノ実夏さねなつが、正成へ
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)