安曇野あずみの)” の例文
そして十一月には木枯らしが吹き、一荒れごとに淋しい落葉の音もまれに、こずえ越しにははや雪が見え出してくるし、安曇野あずみのの村々には冬篭りの用意ができ、どの家にも暖い炬燵が仕切られてくる。
単独行 (新字新仮名) / 加藤文太郎(著)