姐御分あねごぶん)” の例文
母は、「蝶々牡丹のお京」などと呼ばれて、命がけの鉄火の世界で、姐御分あねごぶんとして通るようになっていたそうですから、腕も、度胸も、男まさりだったのでしょう。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)