妖精フエアリ)” の例文
だつてあなたは私のことを妖精フエアリだつて仰しやるけれど、あなたときたら確かに色黒善魔と云つた風でゐらつしやるわ。
こいつしやうのない取換兒とりかへご——妖精フエアリに生れて、人間に育つたつて! あなたは、まるでこの十二ヶ月といふものが、私にはなかつたやうな氣持にさせる。
「いゝえ、妖精フエアリさん、でも聲を聞いて觸るだけでも勿體もつたいないくらゐだ。」