その日は終日女梁山泊おんなりょうざんぱくを以て任ずる妾の寓所にて種々いろいろと話し話され、日の暮るるも覚ええざりしが、別れにのぞみてお互いに尽す道はことなれども
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)