女唐服めとうふく)” の例文
子供は白い女唐服めとうふくを着ながら広い部屋のなかを、よちよちと笹村の跡へついて来ては歩いていた。そして少し歩くと畳の上に尻餅をいた。口も少しは利けた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「それには女唐服めとうふくを着て、お前が諸学校へ入込んで行かなければならぬのだがね」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)