太上たいじょう)” の例文
観ずるは見るがためではない。太上たいじょうは形を離れて普遍の念に入る。——甲野さんが叡山えいざんに登って叡山を知らぬはこの故である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)