天牛蟲かみきり)” の例文
新字:天牛虫
たまたま風景絶佳、草の中から蟲が啼きはじめる、巖の上に天牛蟲かみきりがゐる。……人はめいめい、自分らの到着驛をかんがへる。機關車の方で聲がする、聲がもつれる、風が吹く。
(旧字旧仮名) / 三好達治(著)