大湖沼だいこしょう)” の例文
孤城、高松の城は、その大湖沼だいこしょうのなかに、ぽつねんと水漬みずついている。はるかその附近に、禿頭病とくとうびょう者の髪の毛の如く見えるものは、森であり並木であり、ところどころの木々だった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)