ことに異彩を極めたのは大元帥明王だいげんみょうおうの大画像でございます、大元帥だいげんすいと書きましても、帥の字は読まず、ただ大元明王とむのが宗教の方の作法でございますが、あの大画像は、いつの頃
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大元帥明王だいげんみょうおうとは何ぞや」ということなのであります。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)