大々ダイヾヽ)” の例文
と言ふのが——、五斗兵衛の出に、空虚の舞台にふつと出て、下座にゐた時、暫らくは、誰とも判断出来ない老優人が、よいかつぷくで、大々ダイヾヽとして居ると見た。ヤヽあつて、其が菊五郎だと知つた。
菊五郎の科学性 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)