夏目浩なつめひろし)” の例文
「あ、兄は先刻、平磯ひらいそ無線まで、出掛けたんでございますよ」そう云いながら顔を出したのは、ここの店をやっている夏目浩なつめひろしの妹にあたる真弓という若い女だった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)