売卜者はっけみ)” の例文
表通りに幸斎という売卜者はっけみが小さい店を開いていて、白雲堂の看板をかけている。夜蕎麦売りの仁助はその白雲堂にたのんで、橙に龍の字をかいて貰ったのであると、彼女は説明した。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
魚八の一家はみんな悪い人間じゃあないが、白雲堂の売卜者はっけみはよくない奴です。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
売卜者はっけみの白雲堂幸斎は台所に倒れて死んでいた。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)