地獄壺じごくつぼ)” の例文
私は白いエプロンをけていたので、呼び止めはしなかったけれど、私も早く女給のような仕事から足を洗わねばならぬと、地獄壺じごくつぼの中へ、働いただけの金を落して行く事を楽しみとしていた。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)