嗜虐症しぎゃくしょう)” の例文
のちに考えて見ても、それは明らかに、幼い心に恐怖を与えようとする嗜虐症しぎゃくしょう的な目的で、その毒液を、その後に何らの抵抗素も緩和剤をも補給することなしに、注射したものであった。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)