和尚わじょう)” の例文
和尚わじょうから旨をうけて、寺僧はすぐ山門のほうへ走って行った。やがて三平は、茶屋庭に平伏して、何事かと床上しょうじょうの信玄を仰いだ。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さればことしの年越しは洛中にあって、正月も都で迎えることになろうとぞんずる。和尚わじょうにも、御健固ごけんごにおすごしあるよう……
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まだ和尚わじょうのお耳には入れてございませんでしたが、実はその者は……昨夜おそく門をたたいて、わたくしどもの房へ泊めておいた旅僧でございます。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)