吾儕わがせい)” の例文
吾儕わがせいのこの新聞紙を発兌するや、まさに以て海内三千五百万の兄弟とともに共に向上の真理を講求して、以て国家に報効するあらんと欲せんとするなり。
吾儕わがせいはかくも趣味ある変化に富んだ実物教育を、祖父母や乳母から口ずからに授けられて、生れて二歳の舌もまだよくはまわらぬ時から、早くもその趣味性を養われてきたのである。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)