南木曾なぎそ)” の例文
南木曾なぎその山のましらの聲が詩人の魂を動かしそめたとすれば、淺間大麓の灰砂くわいしやの谿は詩人の聲をうづめたとも言へやう。——島崎氏はこれより散文(小説)に向はれたのである。
新しき声 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)