“南方熊楠”の読み方と例文
読み方割合
みなかたくまぐす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは南方熊楠みなかたくまぐす氏の文通によって知ったのだが、前年東部熊野の何とか峠を越えようとした旅人、不意に路傍の笹原の中から
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
原因を花崗岩の※爛ばいらんした砂に帰したが、これは誤っている、赤い雪は南方熊楠みなかたくまぐす氏の示教せられたところによれば
高山の雪 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
彼自身よく幽霊を見たと自称する南方熊楠みなかたくまぐすによれば、夢魔ナイトメーアの類はすべて見る人に平行して現われるが、幽霊に限っては必ず見る者の前に直立しているというのである。
幽香嬰女伝 (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)