南伊太利亜みなみイタリヤ)” の例文
あの節のうちには南伊太利亜みなみイタリヤの燃える情と、又何処となしに孤島の淋しさが含まれて居て、声を長く引く調子の其れとなく、日本人の耳には船歌とも思はれるやうな処がある。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)