この物語は、かれロジェル&ギャレを主人公とし、私を傍観者とする、瑞西スイツルの山中サン・モリッツの冬の盛り場ウィンタ・レゾルトにおける、一近代的悲歌劇の筋書シノプセスだからである。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)