入水死じゅすいし)” の例文
日想観もやはり、其と同じ、必極楽東門に達するものと信じて、謂わば法悦からした入水死じゅすいしである。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
その消滅の径路において、彼岸の落日を拝む風と、落日を追うて海中に没入することと、また少くとも彼岸でなくとも、法悦は遂げられるという入水死じゅすいしの風習とにわかれて行ったのである。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)