兜率谷とそつだに)” の例文
千手丸はおり/\深い溜息をつきながら、兜率谷とそつだにの底から立ちのぼる朝靄の、尾上の雲にながれて行くさまを、一心に視つめて居たが、ふと
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)