元禄髷げんろくまげ)” の例文
素見して河内楼までゆくと、お職の三番目あたりにとても素晴らしいのが元禄髷げんろくまげに結っていた。元禄髷というのは一種いうべからざる懐古的情趣があって、いわば一目惚れというやつでしょう。
ヒウザン会とパンの会 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)